理事長挨拶

戦後数十年に亘って、膨大な資本投下が行われ、住宅が供給され、都市整備やインフラ整備が行われたことにより、我が国の国土は安心・安全・効率的な空間に成長してきましたが、国民は豊かさをなかなか実感できていません。

その大きな理由の一つが住宅に資産価値が無いことにあると思います。従って、今後ますます急速に進む高齢社会の中で豊かさを実感するためには、住宅の資産化が重要です。さらに、生涯の資産形成のためには住宅とともに個人の投資を有効に実施することが必要ですが、金融資産以上に不動産投資が重要となります。不動産投資は居住用の住宅ばかりでなく投資対象の不動産は長い期間資産として都市・国土空間の資産化に資するからです。

当協会では、以上のような認識の下に、行政や企業とともに行ってきた40年に亘る住宅・都市・国土に係る調査・研究・コンサルティングの経験を活かして、国民の資産形成に向けて不動産投資のさらなる健全化・包括的な取組みを図ります。

不動産投資は資産形成に有効ですが、投資家にとっては難しい面が多いため、適切な不動産コンサルタントの助言・指導が不可欠であるとともに、コンサルタントにとっては幅広いコンサルティングを行うには幅広く・深い知見が必要です。

これまでは分野の業界ごとに情報交換や育成が行われてきましたが、本協会ではそれらを包括的に取り組むこととし、不動産コンサルタントのみならず、都市計画コンサルタント、デベロッパー、工務店、FP,弁護士・税理士等、金融機関、行政の多様な専門家の方々による相互連携及び切磋琢磨する場づくり等により不動産投資のレベルアップや信頼性の向上を図りたいと思っています。

併せて、住宅購入、相続、不動産投資等についての国民の皆様の相談窓口としての総合的な資産マネジメントへの取り組みにも注力したいと思っています。

以上のような観点から住宅・都市・国土の資産化による適正な不動産投資を目指す多くの方々と連携・協働する場づくりに取り組んでいきたいと考えております。

一般社団法人 不動産総合戦略協会
理事長 村林正次